新課程における中学校家庭科 住生活分野

中学校の家庭分野の記述を抜粋したんだよねぇ…。

【開隆堂】

1 住まいのはたらき

①住まいのさまざまな役割

住まいの役割  自然から守ってくれる

生活の場

相互扶助の場

家族団らん

知人と交流 支え合い

住まいに必要な空間

共同生活の空間(家族生活の空間、火事作業の空間、生理・衛生の空間)

個人生活の空間

 

②共に住まう

住まいの空間と使い方

和室と洋室の特徴と住まい方

 

2 安全な住まい

①住まいの安全対策

家庭内での事故と安全対策

高齢者の身体的変化の特徴 → 高齢者のための住まいの安全対策

幼児の体と動きの特徴 → 幼児のための住まいの安全対策

バリアフリーデザイン

ユニバーサルデザイン

 

②災害への備え

自然災害と安全対策

住まいの地震対策

火災防止・防犯対策のための住まいの安全チェック

 

3 快適な住まい

①室内の空気調節

室内空気の汚染

シックハウス症候群      ホルムアルデヒド

気密化

結露 かび ダニ

アレルギーの原因となるダニ 一酸化炭素中毒

②住まいと音

生活と音

防音に効果的な工夫

 

たいがい項目やキーワードだけを拾うと、中学校でちゃんと習ってきているのならば、結構知っていることになる。教科書では…ね。

住まいに関する調査を探して

住まいに関する調査。住宅購入希望の理由、男性は「安心・満足感」女性は「家賃がもったいない」。

[ライフメディア リサーチバンク調べ]
現在の住まいを探す際に重視した点は「賃料」「間取り・広さ」「立地」が上位となり、男性より女性の方がこだわりがある

今後住宅の購入を「具体的に考えている」「いずれ購入したい」と回答したのは、51%。

「新築戸建て住宅」の購入を検討している人が最も多い。

住宅の購入を考えない理由は「経済的な負担が大きくなるから」と男女とも50%

 

へぇ~。

 

住宅購入意欲変調 -第5回「住生活1000人調査 2010」 調査結果より- 株式会社 東急住生活研究所

 住まい意識は徐々に変化しつつあり、持ち家志向は90年代は70%台であったが、2000年以降、徐々に低下、2010年は64.5%となった。

 

住宅政策 東京大学空間情報科学研究センター 浅見泰司

これは何のためのppだろう?授業用?

 居住行動分析

東京大学 都市工学

 

住宅政策

住宅政策 これは国のサイトにアップされている資料?

いつの時代のものなのかなぁ…お金の話がいっぱい…。

平成18年以降があまり書かれていない。

 

平成23年度から平成32年度の10年間を計画期間とする新たな「住生活基本計画(全国計画)」

目標1 安全・安心で豊かな住生活を支える生活環境の構築

目標2 住宅の適正な管理及び再生

目標3 多様な居住ニーズが適切に実現される住宅市場の環境整備

目標4 住宅の確保に特に配慮を要する者の居住の安定の確保

 

1 住宅の位置づけと住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策の意義

住宅は、人生の大半を過ごす欠くことのできない生活の基盤であり、家族と暮らし、人を育て、憩い、安らぐことのできるかけがえのない空間であるとともに、人々の社会生活や地域のコミュニティ活動を支える拠点でもある。

住宅は、都市や街並みの重要な構成要素であり、安全、環境、福祉、文化といった地域の生活環境に大きな影響を及ぼすという意味で社会的性格を有するものである。

住宅は、個人の私的生活の場であるだけでなく、豊かな地域社会を形成する上で重要な要素であり、個人がいきいきと躍動し、活力・魅力があふれる社会の礎として位置づけることができる。

 

取りあえず、ブルーに塗ってみたところが、住宅とは…こんなもんだよってことかな。

 

2 豊かな住生活を実現するための条件

・国民の多様な居住ニーズを満たす安全・安心で良質な住宅を適時・適切に選択できる住宅市場の形成
住生活の安心を支えるサービスが提供され、美しい街並み・景観が形成されるなど、住宅と周辺環境が相まって形作る、豊かな住生活を支える生活環境の構築
・市場において自力では適切な住宅を確保することが困難な者に対する住宅セーフティネットの構築

 

3 住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策についての横断的視点

(1) ストック重視の施策展開

これまでの「住宅を作っては壊す」社会から、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」社会へと移行

(2) 市場重視の施策展開

市場における法令の遵守を徹底し、モラルの醸成を図りつつ、可能な限り市場機能の活用を図ることを重視した施策を展開

既存住宅流通市場の整備や住み替えを行いやすい環境の整備のための施策を展開

(3) 効果的・効率的な施策展開

財政支援に依存することなく民間の知恵と資金を最大限に活用することを基本

効果的かつ効率的に施策を推進するため、生命、財産に及ぼす影響の大きさ、健康で文化的な生活の確保の必要性などから、国民の住生活の安定を確保するために必要な施策、環境負荷の低減に貢献する等の効果を有する施策等に重点を置いた施策を展開

(4) 豊かな住生活を実現するための他分野との連携による総合的な施策展開

居住ニーズを踏まえたソフト面の施策の充実

安全と安心をもたらす地域の防災分野

福祉分野

まちづくり分野

環境・エネルギー分野等

(5) 地域の実情を踏まえたきめ細かな施策展開

地方公共団体による施策の実施を支援

「新しい公共」の担い手となる多様な主体との連携の促進

 

東京都住宅マスタープランの概要

 

読んで思うのは、個人の問題 とされていた住宅問題は地域の問題になったのかな?

問題が起きたら対応するよってこと?

 

 

途上国教育協力 家庭科ハンドブック,日本女子大学 アジア家庭科教育協力プロジェクト, 2006年3月20日

[参考]WHO 健康住居環境の基本条件
・ 安全(safety) 自然災害(台風、水害、地震など)、交通事故
・ 健康(health) 日当たり、風通し、自動車・工場の公害、下水道完備
・ 能率(efficiency) 交通の利便性、施設利用(学校、商店、公園など)
・ 快適性(comfort) 緑の豊かさ、街並み・景観の美しさ

 

 

35年ローンを組んで家を買いたいのは誰?

「住生活」をいかに教えるのか?ということを考えています。

そうやって、調べている中で見つけたブログ?サイトです。

夫が妻の「家を買いたい!」を断れない理由 2011年2月3日

ちょっと、面白い。そう思って、見てなるほど…と、その視点は楽しい~とヒントになりました。

このブログを書いている人は、「35年ローンで家を買うなんてあり得ないでしょ」と言って回っているんだそうです。

だけど、世の中、持ち家志向健在!ですよね。

そして、「住生活」をいかに教えるか?を考えるときに、一番考えるのは、そこなんですよねぇ…。

 

持ち家志向がないのなら…ではありません。どちらかを、自分たちの状況に応じて…と、臨機応変に対応していくというのならば、スタート地点が簡単。だけど、「結婚したら…」にこの人があげている目標をはじめとする内容を苦笑しながら、ん…なるほどって思うのでした。

 

それで、書いてある内容を取りあえず…読んで分類してみると

その1 家を欲しがっているのは誰だ?

その2 家が必要な理由は何だ?

その3 家を持つと決定することで得られるメリットは何?

 

このブログを書いている人の視点では、

その1 妻(女性)

その2 業績評価を得るため

その3 男性にとっては精神的安らぎ?存在価値、女性にとっては達成感

と解釈したらいいのかなぁ~

 

本当にそうなのか?

もし、そうだとしたら、何を知ることが社会人になる前に求められるのか?

 

私の今の段階での結論は、家庭科を教えると決めた時と一緒。

  • 自分の人生観や価値観が全てではないと知ろう!

  • 様々な角度から物事を検討する能力をつけよう。

  • 問題解決をする時には、一つの分野だけで見ても無駄。

多分ね、この発想3つが日本人にかけているんだと思うんですよねぇ…って、「日本人」って言ったらいけないか…。

少なくとも、かけているなぁ…と思わされるおばちゃんに会うことが多い。

男性は、若い人…というか、教員には多いなぁ…って年をとっている人にも多いけど、年をとった男性には少ない気がする。

 

そして、この3つが欠けている人たちから次の世代が学ぶことにはこの3つは入らないと思うのです。この3つが欠落している事実に気付くことが遅くなる…。その3つが、今の教育に求められているものではないか?って思ってます。

 

だから。この3つを養うには…って発想すら、おばちゃんにはないのです。なぜなら、その人たちには全く未知のものであり、要らないとまでは言わなくても自分には必要ないし、夫がすればいい…くらいに思ってるんじゃないかな?

 

ホントは、こんな発想に、日本の女性像を見てはいけないと思いたいけど、日本の教育界に欠けているもの3つというのか、日本的だなぁ…江戸時代の末期の話とか知れば知るほど、ホント…今の日本は似ているなぁ…と思わされます。

 

それで、35年ローンを組んで家を買いたいのは誰?

私は、男性も女性も関係ない。買おうと決めている夫婦ならば両方だと思うのです。

 

35年ローンで家を買う人の多くは既婚者で、小さな子供がいる。

多くの場合、夫は心の底で長期のローンに不安を感じている。

でも妻は強く「家を買おう」と主張する。

夫はそれを拒否できない。

 

この人の結論を読んでいて、参考になったこと。

昔の人達と言っては語弊があるかもしれないけど、恐らくこの人の言っている「35年ローンで家を買う人たち」は、お父さんお母さん(65歳超えている?)とは違う発想だと思うのです。

多分、この「35年ローンで家を買う人たち」と小さな子どもがいる…この人達の親世代は、自宅を持ったとき(持っていないかも?)、子どもが小学生~中学生くらいに成長した後では?と思うのです。つまり、頭金を貯金して、ローンを組む。まず、35年ローンがなかったね。

次に、この「35年ローンで家を買う人たち」の親世代は、給料右肩上がりに上がって行って…ボーナスももらえて…と、日本の経済が成長している時の人達のはず。今は、先の見通しが立ちにくいと言われている。

それでも、強く「家を買おう」と主張している人は…?女性なのか、男性なのか…その辺は、性別ではないと仮定して、拒否できない理由はなぜ?と考えた時に、「家を買う」ということはやはり必要だという判断をしているということでしょう。

 

「いつかはクラウン」というコマーシャルではないけれど、「いつかはマイホーム」って刷り込まれて育っているとは思いますね。

 

「拒否できない」男性はかわいそう…という結論?と思わされながら、調べていること…というか、探したい情報は、今の若い世代はマイホーム志向なのか?ということ。

 

そうやって調べていた時に見つけたのは、田中角栄が借金をしたら休まずたゆまず働くからいいんじゃないかと持ち家志向を促進させた?そんなことが書いてあったブログ。メモしないでスーッと流してしまったけど、後から見つけることができるでしょ。

 

そして、ジェンダーバイアスの是正が言われている問題のひとつに、男性の生命権を保障することだと、誰かに言われたんだよねぇ~。納得しながら、テレビの中の話ではなかったと思っているんだけど…。

 

何十年かローンを組んで家を買うことをどう思いますか?という質問サイトもありますが…今時はどんな感じなんでしょうね?

数日前から調べてます…。

住生活 H14

目下、探している資料はこの分野。

H14 授業を採点2

これは、授業を生徒が行って、それを採点(相互評価)するという取組み。

「家庭一般」の授業ですが、生徒たちに班で授業をしてもらって、資料作成など含めて、「住生活」という領域の内容を使って、説明することを求めて授業をしました。

2回目だったので、結構うまくできた班が多かった。

 

H14 住居

家族を設定し、住居を探す課題に取り組ませたもの。

 

H14 資料兼好法師と高断熱住宅を語る

これは、説明するためにインターネット上で「高断熱住宅」について調べて…どこから取った話かは全く今となってはわかりません。

まだ「高断熱住宅」とか、「高気密」なんてキーワードが教科書に載っていなかったようなぁ…ようやく載ったくらいだったかなぁ…

とにかく、人工換気と自然換気。今は、換気扇を回し続ける必要性を理解している人も多いけど、当時は新しい家でシックハウスも知られてきたくらいの時代。そして、新築で人工換気の必要性がわからず倒れる…というニュースが結構よく新聞に載っていた時代。