カーペット

インテリアデザインの勉強をしているときのノートが久しぶりに出てきた。いろんなものをまとめていた…って、カーペットに関心を持ったりしたんだよネェ…と思った。

カーペットを作っている会社の方とお話をする機会はあっても、カーペットのことに関心がなければ何も質問しなかった。だけど、ちょっと知ると…どうなっているんだろう?など、販売されている方に教えてもらったり…。でも、ノートを片付けこんでいると再度探すの大変…。

 

(緞通)

綿やジュートの縦糸に、パイル用の糸を絡ませ、1本1本切りながら手で結んで織り上げたもの。

パイルの結び方には、ペルシャ結び(センナ結び)、トルコ結び(ギョルデス結び)がある。単位面積当たりのパイル数が多いほど高級である。

・製造技術に熟練を要すること

・量産できないこと

・耐久性に優れる

・色、柄繊細であること

現在、それらの理由で美術工芸品的価値を持つ。

弾力性、耐摩耗性に優れ長持ちするが効果である。

(キリム)

つづれ織の一種で、主に西アジアで織られる平織物である。

色数が多く、細かい柄を表現することができる。

主に羊やヤギ、ラクダの毛が使われる。

キリムは縦糸と横糸だけで織るため、毛足がなく、平らなのが特徴。


(ゴブラン織)

ウールやシルク、コットンを使ったタペストリーの一種。

つづれ織ともいい、精巧で重厚な織物。

ゴブラン織りは、1667年フランスのゴブラン家の管理下にあった織物工場が名前の由来になっており、ここで製作される綴れ折のタペストリーが精巧で、美しいことから有名になり、やがてつづれ織り自体がゴブランと呼ばれるようになった。

(金華山織)

ジャガード織機を使って、柄を織り出した色モケットの一つ。パイル織り

毛足が長く、耐久性に富む織物。

重厚で高級感がある。

立体感のある紋ビロードが特徴。

カットパイルの部分とループパイルの部分で模様を描いている。

元来は、中国のもので、民時代にわが国に伝えられ、江戸中期以降今日のように請った織物が作られるようになった。


パイルのあるカーペット

(ウィルトンカーペット)

イギリス ウィルトン市

初めて作られた機械織りカーペット

19世紀にはジャカード装置を使用し、2~5色のパイル糸による柄物が製造されるようになった。

パイル糸、地経糸、覆経糸、緯糸で織られている。パイルの抜けないしっかりとした高級品。

緯糸の本数により、二越織、三越織がある。


(アキスミンスターカーペット)

イギリス アキスミンスターで発達した機械織カーペット

ジャガードグリッパーアキスミンスター … 8色、12色の色使いが可能

グリッパースプールアキスミンスター

スプールアキスミンスター … 20~30色

機械織カーペットの最高級品


(タフテッドカーペット)

基布にパイル糸を刺しこんで作ったもの。

パイルの引き抜けを防ぐため裏面にラテックスなどの接着剤をコーティングし、裏面からパイルを固定する。

大量生産でき、パイル形状もループ、カット、ループアンドカットと変化させることができる。

生産速度は従来の織りカーペットの30倍 → 大量生産によるコストダウンが可能。

現在市販のカーペットの70%以上


(フックドラグカーペット)

タフテッドが多数の針で機械により、自動的にパイルを差し込んでいくのに対し、フックドラグは、1本の電動(手動のものもある)刺繍針でパイルを差し込んでいく手工芸的なもの。一品生産なので、糸の太さ、パイルの密度、サイズも自由に変えることができる。

 

(フロックカーペット)

電植カーペットのこと。綿布、人造レザーなどの基布に接着剤を塗り、電気の両極を用いて、短く切ったナイロンなどの合成繊維のパイルを植毛したカーペット。

 

パイルのないカーペット

(つづれ織りカーペット)

(機械織カーペット)

(コードカーペット)

(ニードルパンチカーペット)

 

 

 

 

内部も見どころ 洋風建築

日本経済新聞 2012年10月20日のNIKKEIプラス1という記事で何でもランキングと言うのがある。そこにランクされていたものを覚えていたいなぁ…と思った。というのは、インテリアデザイナーのための勉強をしていた時に、日本の洋風建築の歴史というか学んだ。その時に知り得た建物も一つ…だけど、他に知るための一つには、ここにあげられているところは「内部も見どころ洋風建築」ということで、中を拝観できるというところが素敵。

 

復元工事で開業当時の姿を取り戻したJR東京駅丸の内駅舎が注目されている…って、母は見て写真を撮ってきてくれていた。見て、隣接するホテルの話がテレビで流れていたのも思いだした。

いろんな建築物があるけど、この洋館たちの建築美…その凄さをいろんなことを知れば知るほど思わされる。すごい。そういう意味では、きっと紹介されている10の施設もすごいだろうなぁ…。

 

日銀の建物も三越の建物も…ホントすごい…って、日本橋で思った。だから、一度日銀の中を見学したいなぁ…って思ったのにかなわなかった。ん…勤めている人間にとっては目新しくないよね…。お金のことに興味がなかったけど、建築物には関心があったけど、見る機会を逸したなぁ…と思いだした。

 

私が住居に関心を持ったのは小さいころ。母の実家の建物。大正時代?明治時代?江戸時代末期?とにかくその頃に建てられたものだと、多くの人たちが見に来たと聞いている。外観は完全なる和。だけど、料理の先生?していたご先祖様はキッチンをこだわって作っていた。今はもう壊されているから見る機会も無くなったけど、小さいころからおばあちゃんに聞かされてきた話。そのキッチンの凄さがわかるようになって…もう一度見たいがかなわないのは残念。だけど、戦前に…と思えるほどにハイカラな洋風な料理を作るための道具達とか、ある意味鑑定団とかテレビで始まった後に思えばお宝だったでしょうね…。

インテリアコーディネイターなどの言葉がなかった時代に、そんなものに関心を持った理由かな。その頃、大学で建築を学びたい…ってハードなことばかり…工学部系はそんな感じだった。そして、大阪市立大学などごく一部…デザイン系もあった。近くにもあったけど、今思えば受けても受かっただろうけど…デッサンのテストがある…小学生の頃習ったくらいにしかしていなく、高校では音楽選択でこれは無理かなぁ…と思った。近くの大学工学部はコンクリは学べそうだけど、イメージしているものを学べる学校には思えなかった。ゼネコン全盛期?バブルはじける前に大学選び…って感じでしたね。

インテリアコーディネーターの勉強して思ったのは、やっぱり楽しい。だけど、大学で学んだ栄養学のその時に持っている知識等のレベルまであげていくのは難しいね…ってこと。ただ、ボチボチと学びを広げていくには感謝の学び。資格を欲しい…というよりは、学び広めるための手だてが欲しかった。大学でチラッと学んだ住生活について、学び広げる機会を得てよかった…と思う。

その時に学んだことがいろいろ学びを広げてくれていて思うことは、母の実家の壊された建物のこと…もっとよく知るには、当時の時代背景や文化そして当時のご先祖様たちの学んでいたことや知っていること…などいろいろ知らないとわからないんだよねぇ…。そう思って、今生きている人を思っても一緒か…。そういう意味では、これらの建築物も見る機会を持つことで学ぶこと多いだろうなぁ…って思います。大倉ホテルだっけ…そこの記念館なども入るだけで文化…って思わされたし…。横浜、神戸…いろんなところの洋館に取り入れられている世界の文化様式も学ぶこといっぱい…。

 

いろんなことに世界中のことをどう取り入れていくか…が、その国の文化に対する考え方の一番の表れなのかもしれないなぁ…とおもいつつ、ちゃんと自分の国のことを知るって本当に難しいなぁ…と思わされますね。

 

注意書きのように書いてあったのは、専門家の中で推す声が多かったけれども、現在改修中ということでランキング対象外になったもの3つ

○東京都庭園美術館(東京都港区)

○JR門司港駅(北九州市)

○豊平館(札幌市)

 

洋館のテーマパークも紹介されていた。

○博物館明治村(愛知県犬山市)

○北海道開拓の村(札幌市)

○江戸東京たてもの園(東京都小金井市)

○軽井沢タリアセン(長野県軽井沢町)

 

1位 旧岩崎邸庭園洋館 東京都台東区

三菱財閥3代当主 岩崎久弥が明治中ごろに建てた。

和洋併置型

設計はイギリス出身の建築家ジョサイア・コンドル。17世紀初頭の華麗な英国ジャコビアン様式の装飾。

大階段の柱やホールなど、細部のデザインまでこだわりがある。生活の場だった倭館やビリヤード場まである。

 

2位 富岡製糸場 群馬県富岡市

明治政府がフランス人の設計で建てた官営の製糸工場。

産業遺産があれだけの形で残るのは世界でもまれと紹介されてました。

木の骨組みにレンガを積む独特の工法は日本と西洋の建築技術が融合したもの。

 

3位 グラバー園 長崎市

高台に建つ幕末の英国貿易小太刀の邸宅群。

グラバー邸は国内で現存最古の木造洋館とされ、来年築150周年を迎える。

木造平屋建て。

旧リンガー邸や旧オルト邸とともにベランダを堪能して欲しいと紹介されていた。

 

4位 旧前田侯爵邸洋館 東京都目黒区

加賀藩前田家16代当主の利為が昭和初期に建てた洋館。

駒場公園の一角にとんがり屋根の糖とスクラッチタイル張りの外観。

内部の階段ホールや広間の彫刻も美しくモダンな雰囲気。

日本にも安定した水準の洋館がうまれたことを示す傑作と。

 

5位 旧開智学校 長野県松本市

開智学校は明治初期に住民の寄付などでできた小学校。

後者は木造、漆喰塗壁にガラス窓がはめ込まれ、中央には八角の塔。

松本の大工が西洋を倣って試行錯誤した「擬洋風建築」の傑作。

 

6位 富士屋ホテル 神奈川県箱根町

外国人御用達のクラッシックホテルと知られる

和洋折衷の本館、西洋館、花御殿

 

7位 京都国立博物館 京都市

重厚な宮廷建築。明治中ごろに完成。

ここは入った…。トイレに行くのが大変だった。

 

7位 綿業会館 大阪市

昭和初期にできた建物。

会員制の日本綿業倶楽部が運営。

外観は一見地味だがレストランなど内部は細部まで贅を尽くしている

 

9位 ホテルニューグランド 横浜市

昭和初期に建った。マッカーサーら多くの要人が滞在。

レインボーホールルームはに辞意rの証明が天井広告を照らす。

 

10位 盛美館 青森県平川市

地元の名士・清藤盛美が造った回遊式の庭園に建つ。

和館の上に洋館が乗る珍しい様式。

 

10位 六華苑(旧諸戸家住宅) 三重県桑名市

桑名の実業家、諸戸清六の邸宅。大正初期に完成。

4層の塔屋を持つ洋館が日本庭園に生える。

 

 

他の建物もいろいろ知りたいけど、取りあえず紹介されていた10個を記録しておきたくて…。

住環境の価値

コメントありがとうございます。

でも、対応していたら、書く暇も無くなって…。とにかく、あと20切った…と思ったら、また増えている…。

ゆっくり読ませていただきます。

 

捨てたい新聞たちの必要なところだけ…。

 

日本経済新聞2012年8月27日(月)

やさしい経済学 都市の構造と課題 8 住環境の価値

関西学院大学教授 山鹿 久木

 

住環境の価値を金銭化する方法4つが紹介されていました。

(1)代替法

別の市場財で代替するといくら費用がかかるのかを計算し、それを環境の価値とする。

例えば、田畑の大雨時の貯水能力の価値をダムの建設費で代替するなど。

(2)旅行費用法

評価したい住環境の施設(比較的規模の大きな公園など)までの旅費と訪問回数を調査し、需要曲線を導き価値を計測する。

(3)ヘドニック価格法

住環境の違いなどが立地選択行動を通して住宅市場に影響を及ぼしていると考え、土地や住宅の価値を分析し価値を計測する。

(4)直接人々にアンケートなどで尋ねる方法

代表的なものが仮想評価法(CVM)

住環境などの改善策に対して、どのくらいお金を支払う意思があるのか(支払意思額)を尋ねることで、直接的にその環境改善の価値を評価するモノである。

 

「幸福の経済学」

「あなたはどのくらい幸せですか?」と聞くことにより、幸せの要因を分析する研究。

 

自治体の中には住民の幸福度の指標を政策の立案などに取り入れていこうとする動きも出ている。直感的で訴えかけやすい半面、幸せを一つの指標で定義するという危険性もある。

 

 

 

住環境マネジメント―住宅地の価値をつくる

本を読んだ話がアップされていました。

 

 

住環境を金銭価値で評価するとき、国によっては大都市での生活は不幸せで、農村地帯などの田舎に住むことは幸福という考えもあり。

 

 

H23 収集資料住

住06

住07 http://www.anzen-fukuoka.jp/town/about/pdf/seminar_siryou.pdf

防犯に配慮したまちづくり青森

防犯まちづくりの推進について 沼尻恵子

住08 住08o表紙だけなら重くないので

住09 国民推進会議設立趣意書 9つの目標とポイント ネット上で見つからない。 住09o

住10

住11

住12

住13

住14

住15 北九州

これからの住まいを考えてみませんか? 高齢者のすまいガイド2010

住16

住17

住18

住19

住20

住21

住22

住23

住24

住25

住26

住27

住28 長持ち住宅の手引き

住29 木造建築のすすめ

住30 長持ち住宅がつくる未来

 

 

 

 

こんなことができるなんて…初めて知りました。

 

打ち水、逆効果も?

新聞で熱中症予防ということで書いてある。日経新聞2012年8月12日。

「熱中症予防へ体感温度に注意」ということで書いてあるなかに、「打ち水、逆効果も」という小見出し。そうなの…?

 

 産業技術総合研究所が猛暑日の投稿をモデルにシミュレーションした研究では、午前10時や午後1時に大量の打ち水をすると、体感温度はいったん下がった後に急上昇し、一時的に高くなった。水の蒸発による温度上昇の影響が大きいためだ。

 午後5時に打つ水をした場合は継続的に下がった。暑さをやわらげる為の打ち水は夕方がよさそうだ。この研究では体感温度を気温。湿度、風(気流)、周囲から伝わる熱、服装などから計算している。

とのこと。

 また体感温度は一般に女性より男性の方が高いと言われる。人が快適と感じる環境の温度も性別、生活習慣、出身地域、個人などによって違い、季節による変動もある。

 横浜国立大学の田中英登教授が20歳前後の男子大学生を対象に調べたところ、快適環境温度は春から夏に向けて上昇する傾向があった。体が暑さにだんだん慣れていくため。ただ、運動の習慣がある人の場合で、習慣がない人では上昇しなかった。

 

 

夏季における計画停電の影響と空調節電対策の効果を評価

- 業務・家庭2部門のエアコンを始めとする最大電力需要を同時に評価 -

社会とLCA研究グループ  研究員 井原 智彦
素材エネルギー研究グループ  研究グループ長 玄地 裕

 

計画停電と空調節電対策(速報)(8): 水の利用(打ち水など)

朝夕の打ち水は局所的に暑さを緩和させる効果があるものの、昼間(13時ごろ)に大規模に打ち水しても節電効果は小さいことが分かりました。昼間の大規模な打ち水は大きな蒸発を招く一方、水蒸気が拡散できないために、湿度の上昇の方が気温の下降よりも数値が高くなってしまい、最大電力需要はわずかに増大してしまう結果となりました。

読んでいて、ん…。打ち水ってそれだけが目的だっけ…?と思ったのでした。

 

 京都の打ち水

 1970年代頃まで、京都の町中(まちなか、ここでは、市内の住宅と商家が密集している地区で、かつ伝統的なコミュニティーが残存しているところを指す)では、打ち水はかどはき(自家の前を掃ききよめること)とともに、毎朝の大切な仕事であった。京都では一般的に水まきと呼ばれた。一家の主人や主婦、隠居、子供、奉公人などその家の担当する者が早朝に家や店の前を清掃し、その仕上げとして水をまく。その結果、町内の道路が清められ、しっとりと水を含むという状態になった。道路が凍るおそれのある真冬は行わなかったが、夏場は涼を取る目的で夕方も水まきが行われた。

 いわゆる「かどはき」と「水まき」を行うのは自分の家の前だけで、隣家の領域にまで及んでは失礼であるという暗黙の了解があった。家によって朝の清掃の時間は異なるので、自家が早く掃除を済ませたからといって隣家の分まで行うのは、結果的に隣家に心理的な負担を与えてしまうという気遣いからである。

 1960年代中頃まではバケツに水をくみ、ひしゃくで水をまくことが普通であったが、1970年代頃になると、水道からホースをひいてまく家も増えた。しかしその後、伝統的なコミュニティーが失われていくにつれ、次第に町内の道路すべてが水をふくんでしっとりとぬれているという状態はなくなっていった。現在(2005年)ではごく少数の伝統をまもる家、老舗などが朝夕の打ち水を行っている。

これはウィキペディアの「打ち水」の文章です。

 

打ち水の科学 著者:近藤純正

ここまでちゃんと計算式出してやっているページを見ると、本当に日常のことをいかに科学的に見ることができるか?ということを思わされますね。近藤純正

 

打ち水の要件定義書「居住スペースの両側に庭がある」

京町家模型で確かめる打ち水の科学::(2011.08.18)

居室空間の両側に庭があることが、打ち水には大切な要件なんだそうです。水を撒くのは、家の前の路地ではなく、居住空間を挟む「(高い壁に囲まれた)細長い庭」というのが京町でのことのようですね。

 

打ち水に関する電力不足緩和について

こちらは(財)電力中央研究所社会経済研究所ディスカッションペーパーだそうです。打ち水による電力不足緩和について

 

昼間に水道代使って…意味がないなぁ…というのは正しいみたいですね。

砂ぼこりをおさえる。また、地表の温度を一瞬?下げる意味はあると思いますので、はだしで土の上を歩く…などする時はいいかもね。

アスファルトの上に夏、膝をついて火傷したことが昔ありましたね。そんなことは防げるのでは?

 

目的によるでしょう…。

 

打ち水のイメージって、朝夕。

経験的に効果的な方法もちゃんと昔はわかっていたのでしょうね。