子どもの健康と生活リズム

過去書いたブログをそのまま引っ張ってきてます。

本日、九州大谷短期大学 准教授 NPO子どもとメディア 原陽一郎先生の講義を受けてきました。
保育士から現在の職業に至っている方の言葉は強い!たくさんの現場事例を知っている方、そして今の若者も知っている方。とっても「ふつー」にあっていることを、わかりやすくまとめてくださいました。

「生活リズム」の問題は、「食文化」崩壊と関係が深い。食の専門家が集まっているところでの講義でしたので、そんな始まりから。

いろんな言葉がありましたが、そうそう!と思った言葉は、「朝ごはん文化がない人間に、朝ごはんを求めても無理」です。「朝ごはんを食べるように!」と子どもに言っても家で朝ごはんというものが存在しないと、概念もない。もっと言うなら、本当に親が朝ごはん食べないから、子どもも要らないって思っている人なんてたくさんいる。アンケート結果としてそれが一時期見えていたけど、今ちゃんと朝ごはんを食べているようなデータがでるようになって教育効果が見えている??私は、ひねくれものかもしれませんが、「朝ごはん食べさせていないと答えると、よくないみたい」…自分達の評価が下がることはしない、言わない、外面を作るのは得意。その結果、上がっているように見えているだけと思っています。好意的に見たら、取りあえず何か口に入れさせているのかな…。と、脱線。

お話の趣旨は、メディアの影響を考えようというもの。ショッキングな本当の話を、他人の口から耳にしたのは初めてだったので、本が警鈴慣らして久しいけど、現場の声が広まっていっていることをこの分野でも感じました。といっても、メディア批判はパッシングを受けているという話も耳にでき貴重でした。

「授乳」はコミュニケーション能力の基礎を作る時間。この話は、育児に関する本には載っていないのかな?わからないけど、子どもの心理学や発達論の本では当然。だけど、テレビ見ながら、携帯扱いながら…一度知り合いに「ちゃんと相手しなくていいの?」と言って、みんなこう…という話にそれ以上いえなくなった私。専門家の口から聞けて、ほっとしました。

いろんなことをあげていかれたので、全てを書くと大変な量。

その中でも、私にとってショッキングだったことランキング3だけをあげてみます。
1位 Grand Theft Auto イマイチちゃんとスライドの文言を写せていないのでこれなのか…でも、犯罪者になりきって犯罪を行っていくというゲームらしい。知らなかったけど、今正式名称を知りたくて調べていたら18歳以下禁止の画面表示。そうだろうな…。私が見せられた画面だけで嫌になったのは、車内で売春婦(表現適切でなかったらすみません)とのセックスをゲーム内でどうするか選んでお金払って…。その後、(コンピュータが判断して)売春婦は車を降りるんだけど、(ゲームをしている人が判断したら)その売春婦を追って撃ち殺すというシーンだった。どこを撃つかもゲームをする人が選ぶらしい。ゾッとしました。日本で発売されているんだーと思ったけど、似たような感じはゲームセンターにあるのかも?18歳以下禁止にならないね…。

2位 モンスターハンターというゲーム。15歳以下お断りというゲームに対する自主規制</a>すら知らなかったのですが、子ども達が行っているカードゲームやポケットモンスターの延長線上に最初思いながら見ていました。ただ、「たまごっち」などと同じに少し違和感。なぜなら、生き物の命への感覚麻痺しそう…。怖く思わされました。生命感が歪んでいるっていうのはもうずっと言われていることですが、ペットが死んだときに「パパ電池買って入れて」という話の恐ろしさ。それよりも怖く思わされたのは、小学校3年生がすでにやっているらしいことと、サンタさんの贈り物でもらった子もいるらしい。親が知らない…携帯電話にしてもそうですが、子どもの世界は昔と違ったき件がいっぱいと思いました。

3位 『ネトゲ廃人』という本があるらしい。読むと気持ち悪くなると言われていたけど、これを大人が読むとストッパーになる効果あるかも?子どもがいろいろおかしいという感覚がないのは、大人がないからだろうと思う。親が読んでいる漫画、親がやっている行為、親がやっているゲーム…。子どもの一番のお手本は身近な大人なんだよねー。

いろいろと書きたいほど、ショッキングでした。でも、因果関係をきちんと証明できるまで待たなければならない?『「メディア漬け」で壊れる子どもたち』を購入して読み始めて、次の言葉にそうだよねーって思わされました。「人体実験国ニッポン 人間の子どもを“メディア漬け”にして育てると、体や心、コミュニケーション能力の発達にどんな歪みや遅れが現れるのか。親子の愛着形成にどのような変化が起こるのか…」

伝える立場にいますが、本当のところどうなわけ??と、データがないところでお話しするのはとても難しいテーマですが、下記にあげた5つの提言は特殊な感じではありません。

たくさん書きたいくらいの思いを持ちながら、さまざまな取り組みをしている人がいますが、それぞれの思いは広げていくと重なっていくなーって思いました。

子どもとメディアに関する5つの提言

「NPO子どもとメディア」が3年間の実態調査と実践的研究の結果に基づいて2003年3月に発表した提言を下記にのせてみました。

1.子どもの生活時間の中で、メディアに費やす「総時間」をコントロールしましょう。

2.とくに危険可能性が懸念される乳幼児のメディア漬けを、やめる取り組みを広げましょう

3.主体性を持ってメディアを選択し、判断し、発信する力を養うメディア・リテラシーを、
子どもも大人も身につけましょう。

4.子どもとメディアの“新しい関係”を求めて、広くネットワークをつくり、
協働してさまざまな研究と実践活動を進めましょう。

5.メディア漬けから抜け出して、遊びや仲間関係づくり、自然体験や文化活動などの
生き生きした生活を広げましょう。

見えない学力

H13.7.22と書いてある…って、購入日を記録してるもの。その後すぐに読んでいると思う本。


この本を読んで、どうしたらいいか…?と考えたことと正反対のことを金曜に言われた。教育大学出身の方から…。価値観いろいろだね…。

 

「見える学力」だけでは落ちこぼれる!

「見えない学力」なら、本物の思考力・応用力がつく!

 

「見えない学力」は、3つの要素から成り立つと書いてあって、3つ。言語能力と根気と先行体験

 

「見えない学力」が豊かになれば、想像的なアイデアや、人生を主体的に生きる知恵などを生み出す源泉ともなっていくと、全人格的な能力の基礎づくりだと書かれていたのでした。

 

「言語能力」を学力の基礎として上げてあります。子どもの言語能力は、親が子に語りかける言葉の質と、読書を通して築かれていくと。

読書の習慣の付いた子は、知的好奇心が強いので、学力の豊かな土壌を育てていく。逆の言葉の力の乏しいこの学力は決して伸びない。

 

この岸本さんがおっしゃるようなことが、「言語活動の充実」など言われる元なのかなぁ…。

 

「根気」というものは、家庭で仕事や役割を果たせる巳地上生活のしつけを通じて習慣づけられていくのです。親自身根気強いかどうかがカギだと書いてあります。

 

「先行体験」。体験がないと、いくら紙の上(教科書)で習っても、実のある学習にならないと書いてあります。先行体験が豊かだと、新しく学習することが容易に理解できるようになります。

 

この3つ、その中の「先行体験」には本当に納得させられました。

 

ドラえもんのイラストで、内容は家庭教育について書いてある…と言いながら、家庭でどう取り組むか?は結構難しいというものもあるなぁ…とは思わせれていましたね。

この中の「先行体験」というキーワードが頭に残り、何か新しい学習を始める際は、必ず体験から始めるように…というか、共通する先行体験を作りだし、学習内容を進めるというやり方をしてきました。共通の先行体験を新たに作りださない限り、個人差大。もっと言うのなら、同じ体験に対しても、家庭での価値観が刷り込まれている。そこで、適切か不適切か?という比べ方をうするのなら、先行体験が様々なところに共通地盤がないままに教えていくと生徒が想像できない事象も多い…。これはよ~く分かる話でした。

 

 

メンデレーエフ

実は、「ザ・ゴール」という本で、へぇ~と思って記録記録…って思ったこと。

 

物理学者の書いた本ということで、結論から言うとそんなことを書いてあるのかな?

経済の本という観点からするとビックリな話題。

 

だけど、へぇ~って気になったのでした。

 

メンデレーエフが周期律表を発表したときのことなどが書いてありました。

ロシアの科学者。元素の周期律表を作成し、それまでに発見されていた元素を並べ周期的に性質を同じくした元素が現れることを確認し、発見されていなかった数々の元素の存在を予言したことで知られている。

その周期律表を策定するためにどんなことをしたか?などを、経済課題を解くために行う方法と同じだ…みたいに引き合いに出されている。

1869年の2月17日、元素の原子量とその化学的特性との関係について考えていたメンデレーエフは、そのまま眠りに落ちてしまった。居眠りの最中、彼は夢の中で、すべての元素が原子量の順に並んだ表を見た。目を覚ました彼は即座にその表を紙に書いた。

ウィキペディアに載っていたこの文章も興味深いなぁ…。

 

この本を読んで思ったことは、数学や物理や…科学を学ぶことをしていないと、こんな発想が生まれるのだろうか?と経済の話の本のはず…なんて思う話の本ですが、数学の証明や科学の実験などと同じみたいに思わされる。