「カットソー」は、「カット&ソーン」を省略しt業界で一般化している言葉。
ただし、この当時…って、この本が出たのは1995年、「カットソー」という言葉は一般のお客には浸透していないと書かれています。
今は?
Tシャツ、トレーナーという言葉の方がポピュラーになってます。
カットソーもニットと同じように意図を編んで作るウエアですが、大きな違いがあります。
カットソーは、布と同じように裁断・縫製ができるという点です。
元来は下着やスポーツウエアに用いられてきましたが、近年はカジュアルファッションだけでなく、幅広く使われるようになってます。
ということで、カットソーはTシャツやポロシャツなどの大分類。
なのに、Tシャツとは違うとか、わけわからないことを言う人がいっぱい。というのも、この言葉が新しいからですね。
Tシャツ、ポロシャツはダメ!というのに、カットソーはOKという話が通る?それはジャージやスエットパーカ等ってことになるので、運動部?体育会系?それ以外でなら、昔ならチーマー(今もいうのかな?)とか、暴走族でそんな恰好で集まって…という方々を目にする時はありますね。
カットソーという響きだと、ラフなイメージがないというのでしょうか?まぁ…カットソーと言えばニット地であれば何でもOKということですね。
【Tシャツ】
身頃と袖の形がT字のようになる半袖の綿シャツ。
本来は下着だったが、50年代に映画の中でジェームス・ディーンがジーンズとの組み合わせで着用して以来、カジュアルなトップとして普及。
【ポロシャツ】
ポロ競技のユニホームから生まれた襟付きのカットソーシャツ。
鹿の子編みの綿素材を使うのが一般的。
ポロカラーと呼ばれる前立てに2~3個のボタンがついたリブ編みの折り返し襟が特徴。
【ボーダーTシャツ】
横縞入りのTシャツ。
紺×白のボーダTシャツは、マリンイメージの強いアイテムとして定着している。
【タンクトップ】
初期の屋内プールをタンクと呼び、そこで着用された水着をタンクスーツ、水着の上部分をタンクトップと読んだのが名前の由来。
Uネックで袖なしが基本的な形となっている。
【ランニングシャツ】
陸上競技などで着用される、袖なしで襟ぐりの深いカットソーシャツ。
【ヘンリーシャツ】
○首の前中央が途中まで開いてボタン留めになっている。
ヘンリーネックラインが特徴のカットソーシャツ。
【ラグビージャージー】
ラグビー選手が着用する、見ごろが色無地、または太い横縞入りのジャージーシャツ。ラガーシャツともいう。
【トレーナー】
トレーナーは和製英語。
正式な名前はスエットシャツという。
吸湿性のよい裏起毛した厚手のメリヤス地を使う。
元来は、スポーツ選手が身体を冷やさないように運動の前後に着用したトレーニングウエアだった。
丸首、長そで、裾にリブを用いたデザインが基本。
【スエットパーカ】
トレーナー(スエットシャツ)にフードをつけたもの。
【スエットパンツ】
裏起毛した綿ジャージで作られたパンツ。
ウエストはゴムやドローストリング、裾はリブ編みとなっている。
【ミドリフTシャツ】
「ミドリフ」は「横隔膜」という意味で、横隔膜が見えるくらいの短い着丈のショートセーターのこと。
【ちびTシャツ】
身体にフィットするようにわざと小さいサイズで作られたTシャツ。
ストレッチ素材も多くつかわれる。
着丈も総じて短い。
ビタT、ミニT等が同義語。
『ファッション販売ガイドブック 1995年5月20日発行ファッション販売5月号別冊』を参考。