リーダー

過去ブログに書きまとめていたものを掘り起こし…

リーダーに求められる能力と役割とは

(1)リーダーの役割を理解する
(2)リーダーに求められる能力を要素に分解する
(3)求められる能力をスキルマトリックスに整理する
(4)保有レベルを自己診断し、成長目標を立てる

 

リーダーといって求められる役割は大きく2つ。

(1)マネジメント … 成果や行動を管理すること

(2)リーダーシップ … 動機付けと成長促進

 

リーダーが果たすべき役割には2つあり、マネジメントとリーダーシップと習った。

その役割を果たすためにすべきことは…
(1)関係を築く
感情指数
柔軟な思考
コミュニケーション
(2)問題を解決する
先見力
構想力
論理的思考力
(3)部下を指導・育成する
ロールモデル
ビジョン
フレームワーク

人間的信頼関係作りが大切なんだよね…。
よくわかっていても、本当に難しいなーって思う。

コミュニケーションと一言で言うのは易し。
でも、本当に難しいと思う。

山崎拓巳さんのDVDをたまたま見た。『人生のプロジェクト』というやつ。

成功は必ず失敗の延長線上に存在している。
考え込むより行動。動けば自然に見えてくる。
怖がらなくてもいい。
死ぬこと以外はかすり傷だ。

そっか…と見ている中で、あった話で私に響いたこと。

もともと上手ではないから、どうしたら上手になるかさぐる。
だから、他の人にも説明できる。
一生懸命うまくできるようになりたいとやってみたことは、
何気なくできてしまうことより凄いこと…。

そう思うと、コミュニケーションの難しさを知って、
本当にコミュニケーションをとろうと努力した人の方が
うまく行くためにどうしたらよいか、苦悩している人もわかる。
そう思えば、自然とやっていることに案外落とし穴だらけかもね。
人の上に達人が、自然と今までの延長線上で見えるものしか見ていない人だったら…
そう思うとたくさん失敗してたくさん傷ついたり、傷つけたり繰り返すことを認める度量のある社会でないと、人は縮こまっちゃいそう~と思ってしまいます。
今の日本って、そういう意味ではちっちゃくまとまることをみんなお互い求めているのかな?

 

決断するリーダーシップ

リーダーシップとは、特定目標の達成を目指す特定状況において、コミュニケーションという過程を通じて発揮される対人的影響である。(ロバート・タンネンバウム)

かつて受講した通信講座のテキストを開いたら載っていました。そのときは、何気なく読んでいたけど、さらっと本題を説明するために引用されている一言も感慨深いです。気づけるようになった自分の成長と見ればいいですよね。

精神分析医のマイケル・マコビーという方が、「リーダーが人々のやる気を鼓舞することで不可能に思えることも実現することが可能になる。すぐれたリーダーシップこそ、最も重要な競争優位の源泉である。」とおっしゃたとか。

対人的影響を与えるには、パワーが要るそうです。それは、組織からの公的パワーと、個人の資質や努力で培ったパワー。この2つが相乗的に作用して行使されることで、対人的影響力を効果的に発揮される…というわけでもないそうです。それは、そのリーダーが置かれた「状況」との関係もあるそうなのです。

この2つのパワーを持つこと、それだけでも努力が必要です。それなのに、それだけではダメ…。個人の資質や努力で培ったパワーというのは、カリスマ性と言われるものなのかな…?オーラを放っているとかいろんな表現をする人がいるけど、最近少し「カリスマ」というイメージが私の中でうまく理解できてきたように思います。

公的パワーも、もしかしたらカリスマがあってのパワーかな??公的パワーのみの人の言うことはあまり動きたくない人多いだろうなーって思います。

状況というのは、環境特性とリードされる部下の特性などいろんな要素が絡み合っています。画一的なパワー行使で従う人達の集団が求められていた時代が右肩上がりに成長していた頃にはあったかもしれません。しかし、今は考える集団を!とよく言われている気がします。そういう意味では、画一的なパワー行使は時代遅れで、リーダーも本当に実力のあるリーダーが求められている…と思いたいです。

ローマ帝国が頑張ったように?江戸時代の徳川幕府が頑張ったように?為政者の画一的パワーを効果あるように固定化する努力をした結果がバブル崩壊では?なんて思います。無常観ではありませんが、流水を止めて濁らせていくのも一つかもしれません。ただ、流れは必ずあるのだから…そんな思いで俯瞰してリーダーシップをとっていける人達が、これから激流の時代みたいなので、たくさん出てくるのでしょうね。

権力を持たなければ、人はリードできないが、人を心服させなければまたリードできない。リードできなければ、その決断は無視され、ホゴと化すのがオチである。

テキストの一文を抜粋しました。心服させることができれば、権力も持てるのでは?なんて思うのは浅はかでしょうか…。ただ、この文章は、組織の中で、ホゴされている状況をよく見るのでわかる気がします。組織が大きくなっていくと、全体に周知徹底させることは難しいと思いますが、裸の王様になっているリーダーは満足できているのでしょうか?それとも、気づいていないのでしょうか?

リーダーシップをとれているかは、リーダーが決断したときに試される感じがします。その前に気づけるといいのですが…。

投稿者:

nova

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