ようやく今のところいただいている待機中のコメントを全て読ませていただきました。
本当に人をほめることばを駆使できる方に学ぶことが多いと思います。
私は記録したいと思っていたことを書きます。
それは、新聞に出ていた商品の広告で知りえました。だけど、素敵な言葉達。それらの言葉に絵を添えて販売されているモノですが、言葉が素敵…と記録したかったのです。もちろん、絵も素敵です。
1月 夜空
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷やしかりけり」
無心に四季と向き合い、自然の美を素直に愛でる。ありのままこそ大切にしたい。曹洞宗の開祖、道元禅師が夜空を眺めながら詠ったと言われている言葉。
2月 花誰為開
「花は誰のために咲く いやいや 時がくるのを待っている」
花だけでなく、万物はすべて機が熟し、時が来れば開花します。天分を信じ、惑わされることなく、その時に備え精進したいと、禅の言葉「花誰為開」が教えてくれます。
このことば、焦る思いなどいろんな葛藤を静めてくれます。供えることの大切さ。手を抜かない努力を積み重ねることの大切さですね。
3月 花芽
「梅ひらき 桃ふくらみて 桜まつ」
春が近づくと、次第に膨らむ花芽があり、一方で散ってゆくものがあります。季節の移ろい、人生も移ろう。時には立ち止まり、じっとその流れを見守ってみるのもよいかもしれません。
今年の春は、全てが同時期に咲いた気がします。
4月 喫茶去
「まぁ、お茶でも」
私たちは日頃、目の前の人を表面的なことで区別して対応しがちです。「喫茶去」とは、禅ではどんな人に対しても同等の態度で余計な分別をいれず、真心をもって接してゆきたいもの、という意をもつと言われています。とにもかくにも「まあ、お茶でも」。
先入観を持たない大切さを行っているのかなぁ…なんて思わされました。
5月 道
「一度きりの尊い道を 今、歩いている」
人生は一度きり。毎日の忙しさや楽しさに、私たちはつい忘れがちです。だからこそ、投げやりになったとき、決断を迫られた時、そして、平板な毎日にも思い起こしたい。人生は一度きり。
こう思うとむしょうに焦りを覚えます。悔しさや憤りも感じます。
6月泥中の華
「なに思う 泥中にあり 蓮の華」
お釈迦様は「高原陸地に蓮華生ぜず、卑湿汚泥にこの花を生ず」と話されました。泥なくして美しい花は咲きません。この泥を、如何にして肥料として昇華していくかが問われています。
清んだ水には蓮は咲かないと言うことでしょうか?
7月 おかえりなさい
「おかえりなさい」それは人を迎える言葉。待っていた願いがかなう喜び。戻ってきてくれたことへの感謝。この言葉をたくさん言える人は幸せです。お盆の季節。「おかえりなさい」の気持ちを、今は亡き大切な人へも。
おかえりなさいと伝える大切さを思わされます。
お盆を7月ではなく8月に行う…と言っても、季節問わず言霊の大切さを思わされたのでした。
8月 山鳥
「ほろほろと 鳴く山鳥の声聞かば 父かとぞ思う母かとぞ思う」
山鳥がほろほろと鳴く声を聞くと、あれは父かと思う、母かと思う。先に旅立つ存在である親への情愛は美しくも悲しいもの。奈良の大仏建立を支えた僧・行基の言葉です。
姿が見えるばかりが全てではないと思うのでした。そして、この歌を詠んだときの行基の両親は生きていたのかなぁ…?なんて思わされました。
9月 常緑
「松はいつも青々してるんだ 惑わず変らず」錦秋の中にあって色を変えない常緑の松。「松無古今色」(まつにここんのいろなし)とは禅の言葉。周囲に惑わされず、変わらざる心で生きたい。静かで強い意志を持った言葉です。
この言葉を冬のものとして昨年知りました。だけど、このように書かれると、色移ろう秋にも確かに…。いろんなとり方があるものだと思いました。
10月 喝采
「よい一日を 喝采」日一日を大切に、より良く生きたい。自分自身で願うだけでなく、全ての生きる人たちが、互いに親愛と存在への喜びを分かち合い、励まし合うことができたら、どれほど素晴らしいでしょうか。
11月 おかげさま
「好きなひと 嫌いなひと 愛するひと みんながいたから今がある」貴方の一年を彩った多くの「人」たち。人は人との関わりの中でしか生きていけません。それでこその今に感謝して、一年を締めくくりたいものです。
この10月11月本当に、頭で理解できていたとしても、本当にその通りだなぁ…そう思わされました。頭でわかっていても、心から思う難しさ。一番難しいこと「赦すこと」ということをしみじみと思うのです。
あきらめるのではなく、「赦すこと」…
12月 そのまんま
「そのまま そのまんま」お正月。この時ばかりは、「今年こそ」と誰しも新たな誓いを心ひそかに想うもの。でも気負うことなく、あえて今の自分を肯定することが、より良く生きることへ繋がってゆくのかも知れません。
こうやって12月分。新聞の1面を利用した広告。9月13日のものを書こう書こう…と持ってました。