スーツ
基本的にジャケットとスカート、ジャケットとパンツを同素材で展開したアイテムのこと。
本来はスーツと言えば、通勤着や外出着といった決まった場面で着用するためのアイテム。
しかし、重いスーツを嫌う傾向が強まる中で、ジャケット以外のアイテムをキーアイテムとするスーツや、カジュアル感覚のスーツも増大する傾向にある。
組みあわせるアイテムのバリエーションの広がりや、従来のスーツとは異なる新しい売り方、新しい企画も登場している。
【テーラードスーツ】
「テーラード」は「男物風な」「紳士服仕立の」という意味で、肩パッドや裏地の付いた堅い感じのするジャケットのこと。
このテーラードジャケットとスカート、またはパンツの組み合わせ。
【マニッシュスーツ】
メンズ風の素材や柄を用いたテーラードスーツをこのように呼ぶ。
ベスト、ネクタイ、シャツなど、コーディネートでマニッシュ感覚の表現をすることもある。
【アンサンブルスーツ】
「アンサンブル」は「統一、調和」という意味。
上下動素材、同柄でつくられるスーツは異なり、柄×無地(柄の中の1色)のように、全体の統一感を考えられて作られた2種類以上のアイテムの組み合わせ。
例えば、グレー×白ストライプのジャケット+グレーのワンピースの組み合わせなど。
【スリーピース】
「スリーピース」は「三つ揃いの」という意味で、通常のスーツがツーぷ―巣であるのに対して3種類のアイテムを組み合わせたもの。
【セットアップ】
「セットアップ」は「組み立てる」という意味。
例えば同素材で作られたジャケット3型+スカート2型の中から、お客が気に行ったジャケットとスカートの組み合わせを選ぶことができるように、通常のスーツよりも選択幅の広いツーピースのこと。
このような企画をスーティングと呼ぶこともある。
【パンツスーツ】
ボトムとしてパンツを組み合わせたスーツ。
マニッシュ感覚のスーツやキャリア感覚スーツで多く見られる。
【キュロットスーツ】
ボトムにキュロットを組み合わせたスーツ。
【ベストスーツ】
上物としてジャケットではなくベストを組み合わせたスーツ。
【コートスーツ】
上物としてジェットではなくコートジャケットを組み合わせたスーツ。
【ブラウススーツ】
上物としてジャケットではなくブラウスを組み合わせたスーツ。
【ミニスーツ】
ボトムにミニスカートを組み合わせたスーツを一般的にこう呼ぶ。
この場合、ジャケットデザインは限定されない。
【シャネルスーツ】
ココ・シャネルが考案したスーツ。
一般的にカーディガンタイムのジャケットとスカートの組み合わせ。
袖口、ネックラインにそってブレードの縁取りをしたデザインが特徴となっている。
また、シャネルツイードと呼ばれるミックスツイードを用いることも多い。
【スーパーメリットスーツ】
取り外した可能な襟やカフスの組み合わせによって、1着で10通り以上のコーディネイトができる汎用性の広いスーツ。
元来は、イズムインターナショナルというアパレルメーカーが考案した。
「スーパーメリット」は「長所(=メリット)がたくさんある」という意味。
【タキシードスーツ】
メンズのフォーマルウエアであるタキシードをヒントにしたスーツ。
タキシードのように、襟にシルク(特に、光沢のあるサテンやタフタ)を用いるのが特徴。
【ニットスーツ】
ニットで作られたスーツ。セーター+スカート。カーディガン+スカートの組み合わせが多い。
【カーディガンスーツ】
ニットカーディガン+スカート、ニットカーディガン+パンツの組み合わせのスーツのように、カーディガンをキーアイテムとするスーツのこと。
【カットソースーツ】
カットソーで作られたスーツ。デザイン性の高いトップ+スカートやトレーナー+スエットパンツなど多彩な組み合わせがある。
『ファッション販売ガイドブック 1995年5月20日発行ファッション販売5月号別冊』を参考。