働く母、成長のカギ

日経新聞2012年7月30日の「エコノ フォーカス」として書いてあった記事?

 

高齢化が進むなか、女性の働き手をいかに増やすかが経済の活力を取り戻すために不可欠だ。

と、これはずいぶん前からの言葉で今だに言ってる…と思いますね。

その中で、書いてあることは

保育所に子どもを預けられず、働きたくとも働けない20歳代、30歳代の女性が多い。政府は3歳未満の子供の保育所の利用者を現在の86万人から122万人(2017年度)に増やす計画を掲げているが、保育士不足などの課題も多い。

 

国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事が、6日に東京都内での講演で「非常に高い教育を受けた女性は、未発掘だが素晴らしい資源だ」と講演で強調したんだそうです。

日本の女性の労働参加がほかの先進国並みに進めば、日本の生産力は30年までに最大25%増えるとの試算を披露した。

女子力生かして経済成長 「なでしこ」の出番ですというサイトに書いてある文章も面白い。

パートナーシップと経済回復:世界の安定性と成長に向け共に進む道 日経シンポジウム 基調演説 2012年 7月 6日(金曜日)

コレのことかなぁ~?

 

日本について、主なリスクとして2点懸念しているとのこと
一つは、日本円の上振れリスク。

もう一つは、欧州危機の深刻化が、日本の成長に大きな影響を及ぼすかもしれないリスク。

 

日本は大きな成長の可能性も十分に秘めています。
例えば、非常に高い教育を受けた女性は、労働力として多くのケースにおいて未発掘ですが素晴らしいリソースだといえます。その労働参加が、他の G7 諸国と同水準まで拡大すると、日本の潜在生産量は 2030年までに最大で 25%拡大する可能性があります。これは見逃してはならない大きな機会です。

と書いてありました。このことですね。

IMF ラガルド専務理事基調講演20120706

 

それで、新聞に書いてあることは…って、厚生労働省の試算によると2030年までに日本の就業者数は850万人減少すると。

それで、女性の社会進出を前提にしたシナリオで考えたら、減少幅は210万人程度で抑えられるんだって。

 

日本の働く女性の割合(労働力率)は特に既婚者で低く20代後半と30代前半の既婚者の労働力率は5割程度にとどまっているそうです。

 

そこで考えたのは、「保育の拡充で出産を経験した女性が職場に戻りやすくなれば、状況は改善する可能性が高い」ということ。

 

慶応義塾大学の駒村康平教授は「年金や医療などの社会保障を持続可能にするためにも子育て支援は欠かせない」と語っているんだそうです。

 

政府は今回の社会保障と税の一体改革で、毎年、消費増税でまかなう7千億円を子ども・子育て支援に投入すると言っているんだそうです。そのうち4千億円を保育の規模拡大、3千億円を質向上に使うとか。3歳未満児の保育利用率を現在の27%から2017年度にはフランス並みの44%に高め、希望すればだれでも子どもを預けられるようにすると言っているそうです。

 

「子ども・こそだ支援法案」が成立したら、株式会社の参入がしやすくなるとか。

 

だけど、気になったのはその続き。

保育士7万人不足 2017年度予測

厚生労働省の試算によると、2017年度で保育師は7万人以上不足する見込みなんだそうです。「ハコを増やしても働く人がいなければ意味がない」とjpホールディングスの山口洋社長は言っているんだそうですが、政府は保育士の待遇改善を進めると約束しているそうです。

 

読んでいて、ホント…ちっともわかっていないんじゃない?って思う内容の記事でした。

 

基本的に女性が働こうとしているのならば、もうすでに解決済みになっているはずの問題たち。そして、本当に改善させたいのなら、解決済みになっていないと…間にあわないでしょ?なんて思います。

 

働く母が成長のカギは本当にそうだと思いますが、なぜ改善しないのか?見誤っているんじゃないの~?って思います。

 

なんやかんや言っても、男尊女卑の意識の強い男性と高学歴化しているけれども社会で働いていくには?というところで社会で働くために必要な意識等の教育が伴っていない。そんな中で、この新聞記事に書いてあることが実際に効果を生み出すようになるには、配慮の仕方が違うというのか、配慮して進めるときのポイントが違うって思いますね。

 

まず、どんな人が保育士になりたいと考えているか?それを知らないといけないと思います。

そして、高学歴だけど働くことを現在していない人達の潜在力を生かすためには…と考えた時に、復職だけ?

 

 

正直、この記事を読みながら、石川潤、名古屋和希とは両方とも男性なのか女性なのか?そんなところが気になりました。

 

本当に変えたいのなら、教育を変えないといけない。

自分の努力なしで安泰として料理教室気分で研修に行って、お客さんして満足して帰って勉強したつもり。そして、それを研修と評価している体制。もちろん、そのレベルないのなら、研修だとは思いますが…。

 

この年で努力しなくてこの給料をもらえる仕事はないと言って、自分の立場と権利を守るために、「男女共同参画社会」が目指しているところに対して理解をしようともせず、大学で学んだことや自分達が学んできたことだけで家庭科を教えているおばちゃん達が育てている人達はどんな人たちか?そこを理解していないと、いつまでたっても、最悪なシナリオの方がまかり通りそうだと思います。

 

チャラチャラサンダル履いて、黒いブラウスにグレーのスーツで気取って家庭科指導主事と言っているおばちゃんに社会の企業で働く人を育てる気なんて微塵も感じられない。というより、むりだ…ってね。

 

 

 

この記事を読みながら、思ったことは2つ。

一つは、保育士になりたがるように子ども達がなるのか?

もう一つは、20代女性の自殺増の理由は何?

この2つを知りたいなぁ…。