出版するということを昨年しました。
それを通して学んだことは2つ。
だから、それを記録。
1つは、出版業界について。
実は、本を出すと決めるに当たって、いろいろと調べました。
最終的に本を出すことにした理由は、いろいろ複数の理由があります。その一つには、このブログを読んで反応してくれているコメントが役立つところもありました。感謝。だから、ネット上では読まない人に届く方法として、出版をしました。
だけど、出版業界について学んだことは共有しにくいのです。
それは、業界の状態を暴露するに等しい。学んで思ったことだけを書くとしたら…、どの業界も大変なことはある。
本が出るまでの仕組み。
本を売るために行うこと。
印税の仕組み。
いろいろと学んで思うことは、純粋にただ誰かに役立つように…と願うだけではダメできちんと採算が取れることを思っての行動に出ていくことが大事なのだろうって思います。
何万冊も売れるための努力をされている方に敬意を。また、以前、本が欲しいのなら本屋で買ってと言われた理由を理解したのでした。
もう1つの学びは、一つ一つ違う学びだったはずのことが複合するすごさ。
それぞれ別の学びとしていたことを、自分の中で統合していく。そのことでできることがある。
たくさんの破片かもしれないけれど、学びの種類があるからこそ、拠ってまとまるときにオリジナルになるって感じでしょうか?
そして、レイアウトとしてNGがあることも知りました。
印刷技術を以前、チラシを作成するってこと(私がデザインをしたのではなく、作成をお願いしてしていただいた)をしたことが経験となって、色の使い方を知っていました。
正直、知らなかったらできないこと?していただけないことかも???
大切な…私にとって原本も帰ってこない…なんてことも知りました。
実は、私の名刺そのままを使っただけ。
この名刺をもう刷ることができない???データを持っているはずと思いますが、学ぶことはたくさんありますね。
このブログではないブログから本になったものですが、英語で書いてくださったコメントが正直、本にしようと思わせてくれました。誰かの役に立つのなら…幸いです。それがないと、本ってものも書くのはハードル高いものでした。
あなたと今ここにあることが何よりすばらしい
この言葉の持つ意味をあまり知りません。
だけど、「ある」という表現が素敵だと思っていたのです。
「いる」ではない。
この言葉を気に入り、自分の名刺を訳もなく配りまくってました。
この文字が素敵~と、内容が素敵~に感謝。
先日、唐草模様の話を教えていただきました。
ペルシャの方では、紋章を中心にして唐草模様が配置されるような使い方をして、エネルギーの広がりをあらわしているものだった?と。
過去形なのか、今もそうなのかは分かりません。
だから、唐草模様の中心からエネルギーが広がるように描かれている。
その話が重なった…。この表紙の文字を中心にエネルギーが発信できているようにしてくださいって依頼。こんな抽象的な話にもデザインとして返してくださったのでした。
http://taweb.aichi-u.ac.jp/tgoken/bulletin/pdfs/NO22/03Yamamoto.indd.pdf
に書いてあったのですが
「ある」:存在対象に〈主体的動きの無〉を認識
「いる」:存在対象に〈主体的動きの有〉を認識
この違いの表現に近い理解かな?
結論は…?なんて、思いも抱きながら「ある」と「いる」の表現の違いって大きいと思います。
いろいろと説明されているものがあって、どれもそうだろうなぁ…って思うのですが、「いる」ではダメだなぁ~って思った直感を実は本のタイトルにしたときに思ったのです。
その人の意図や意思や…いろいろとした生物としての存在以外の何かがなくても、OK。
I am OK. You are OK.
この表現に通じる日本語のように学んでいって思えたので名刺にしていただいたのです。
そして、この考え方がwin-win ある意味、モノあふれて、お互いに取り合わなくても全ての人に行渡るくらいに豊かな状態の発想の言葉に感じたことを思い出させられました。