覚えた名前は記録しないと…忘れてばかりです。
これは、模様の名称。
初めて拝見したとき、ナスカの地上絵を思い出し、不思議な感じがしました。
おもしろい~。
名称を覚えるのに時間がかかりましたが、よく使われているモチーフということも知りました。
検索してみると、有職文様ということで、紹介されているサイトを発見。
有職文様の一つ。四羽の鳥を背中合わせに、円形に配したものを単位として、輪違い文のように連続させた模様。
と、これは三省堂の国語辞典の説明らしい。
綾織物などの模様の一。尾長鳥が二羽ずつ向かいあって輪違(わちがい)形に連結しているさまに織り出したもの。 多く指貫などに用いる。
と、これは広辞苑らしい。
七宝形の輪違いの部分に、二羽の尾長鳥を正逆に組み合わせておさめた文様で、中央には、変形の花菱を配置しています。屏風の裏表装などに用いられる文様で、すでに鎌倉時代の『石山寺縁起絵巻』にみられます。
天平鳥襷文(てんぴょうとりだすきもん)と書いてあるサイトは、図柄がなかった…龍村織物のサイト?
有職文様とは
平安時代以来、公家の服装や調度品などの装飾に用いられた、独自の優美な様式をもつ文様の総称。織り文様に由来するおのが多く、図案化されているので年間を通じて使える。
これは、着物着付け用語集から
有職とは元来有識であって、これは宮廷公家の人々が教養として心得ているべき宮廷の儀式・行事・服飾・調度などに関する知識を言います。
と、いろいろと詳しくかいてあるサイト。
鳥襷文様は紫や二藍(ふたあい)の地色に、白色で浮織物に表して織られることが多く、若い高位の公達が用いる指貫にみられる。奈良時代に完成した唐花飛鳥文様の、鳥部分を強調して襷様に繋つないだ文様である。
と、風俗博物館のサイトに書いてありました。
ん…大胆不敵なことをしでかしたかなぁ…?
有職資料館というサイトを見つけました。
尾長鳥を唐花のまわりに配して、輪違(わちがえ)とした総文様の名。織文様や染文様があり、公卿の若年者の指貫などに用い、近世は屏風の裏貼りの紙の文様に多く用いられた。
このサイトはちょっと日本の古来ある文化を学ぶにはいいかもしれないけど…京都公家文化ってかんじが出ています。
今でも、こんな歴史の世界で出てくるような…なんて書くと語弊があるかもしれませんが、そんなものが販売されていることを知りました。
というサイトを見つけました。
知りえる機会に覚えていかないと、覚え切れないし…知ったら調べておかないと忘れるのは簡単ですね。
【尾長鳥文】
特定の種類の鳥を指すものではなく、尾の長い、姿の美しい鳥の意味としてこの名前がある。同名のオナガや尾長鶏ではない。鳳凰に代わるものとして、鳥一般を理想化、抽象化して できた文様。華やかなその装飾性で吉祥を意図している。
有職文様は「ゆうしき」文様ともとばれ、中国から伝来し日本に定着した模様とされています。有職とは、平安時代の宮中の儀式や行事に関する研究者や学者を有識者とよび、その有識者たちが着用していた衣服の模様が有職模様であったことから、こうよばれます。有職文様には、鳳凰(ほうおう)紋、雲鶴(うんかく)紋、立湧(たてわく)紋、菱(ひし)紋などがあり、格調高い文様として着物や帯などに用いられています。
こんな風に書かれていると、言葉がいろいろとつながりますね。
有職 有識
中国から伝来した模様なんだ…