夢黄櫨染とは、七色に輝く染物。
正直、本当?ちゃんと見るまでは疑ってました。
もちろん、見本で少しばかし本当みたい…とは思っていましたけど。
実際に色が変わるのを拝見させていただいてビックリ。
こんな染があるのですね…。
太陽の光によって染色が変化する日本最高位の染「黄櫨染の御袍」にあります。平安時代初期、「黄櫨染」は、嵯峨天皇の詔により「天皇のみが第一礼装として着用する御袍」と定められ、それ以降、約1200年の長きにわたり、天皇側近の少数の人々以外の目に触れる機会がなく、正確な染色法も一般には知られていないことから、染の世界では「幻の染」と呼ばれていました。
とのことで、有名ではない染め?目に触れることがあまりない染だったのだそうです。
いろいろと映させていただいたのですが、これが一番色の変化がわかりやすい~。
嵯峨天皇の時代に入り、日本だけが『黄櫨染』を最高位の色(染)と定めることになったのだそうです。
日本紀略によれば、
弘仁11年(820年)2月、嵯峨天皇の詔により黄櫨染は、天皇だけが即位の大礼や大嘗祭など、重要な儀式の際にのみ着用できる第一礼装となり、
以来、歴代天皇陛下だけに許される最も厳格な絶対禁色と定められました。
説明は、染めている公房さんのHPから。
百聞は一見にしかず
まさに…その通り…
拝見できてよかったです。