見に行きました。「生命の無常さと輝き」展。
実は、京都清水寺成就院で見ることができる…?って思っていたのですが、夏なかった
ただ、感謝。なかったお陰で、成就院のお庭「月の庭」を堪能。そして、襖絵たちを今回堪能。別々に拝見できた上で、一緒に拝見…できたらきっと違う感動を覚えるだろうなぁ…って思います。
そして、正直、中島潔さんの絵、なんか暗い…というか、表情は明るくないのはいろいろあると思うのですが、なんか暗いなぁ…と思っていたのですが、近年作品は変わっていた…。
明るいというか、表情が大きく変わった…?わからないから、戻って見直ししました。大きく表情が変わっている感じを受ける…?それはないかもしれませんが、出している雰囲気が違う。
見ていて、昔の?絵には「うめきち」とアルファベットで描いてあるものがいっぱい。だけど、2010年以降のものは、「からつ」と書いてある…。あと、「KEEP UP」と書いてあったりする。
他の言葉も書いてあるものあったけど、書かれた文字が違うなぁ…って思わされました。
パリ帰国記念展が2002年にあった。そのときにも、『大漁』というタイトルあったのです。それを彷彿させる感じ。
と、『大漁』は金子みすずの詩に関するところ。
大漁 金子みすず
朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮の
大漁だ。
濱は祭りの
やうだけど
海のなかでは
何萬の
鰮のとむらひ
するだらう。
月明かりで目がひかる…そんな想定なのだとか。
月の庭にかぐや姫…。
お寺とこの襖絵どうマッチしているのだろう…?なんて思わされたのでした。
だけど、この完成そして肺がん闘病後の絵はなんかいいなぁ…って思いました。
いろんなこの人の絵を知っているわけではありません。だけど、唐津くんちの絵は、ある意味驚きでした。
あと、恐らく、東北大震災に対して描かれている絵?と思わされるものがありました。「岩手」など地名が描かれていました。
前向きでなんとなく力強さを感じるような…そんな感じを近年の絵に感じさせられました。