いけばな

お花を生ける。

活けることができればいいかなぁ…くらいに私自身お花を習っていた…のですが、ふと、いろいろ何かないかなぁ…。

生け花について調べたいけど、本は買いたくない…。と、図書館へ行ってみました。

そこで、見つけた本。

この本を選んだのは、「○○流」など関係ないところで知りたいなぁ…。この人は何をしている人?著者略歴に書かれているのは、アジアセンター客員研究員だそうです。

 

「いけばな」の思想の根拠や歴史についての探求。なんとも、きれいにお花が生けられている…とめでる心とは違う発想の本。お茶の世界もそうですが、ある意味、流派とか関係ない話を知りたかったのでした。

 

序ですでに書かれていることで、面白い~と興味を持つ話。

 

たとえば、「立花」の作法が、実は奈良の石上神宮に伝わる七支刀の伝承とその形に由来するのではないかという仮説のお話。

「立花」とは七枝の形を示す。

石上新宮とは、布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)をご神体として祀る神社だそうです。

大和における最高の神社といってよく、そこにはいまふれたばかりの「七支刀」をはじめとして数々の武器にまつわる伝承が多いことで知られています。その石上神宮の七支刀と「いけばな」の起源を結びつけようというのですから、その着想には本当に驚かされました。

と書いてあるのです。そうです。序は、著者ではなく、山折哲雄氏が書いたもの。

山折哲雄氏とは?正直、有名な方でしょうけど、知りませんでした。ウィキペディアに載っていた人で確かなら…。

山折 哲雄 (やまおり てつお、1931年5月11日- )は日本の宗教学者、評論家。専攻は宗教史・日本思想史。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、 平城遷都1300年記念事業評議員。角川財団学芸賞、和辻哲郎文化賞、山本七平賞選考委員。

だそうです。

そして、石上神宮とは?

石上神宮は、いそのかみじんぐうと読むそうです。そこから…。

石上神宮は、第10代崇神天皇の御世に創祀された古社で、主祭神として、次の三柱の神様をお祀りしているんだそうです。

布都御魂大神ふつのみたまのおおかみ

布留御魂大神ふるのみたまのおおかみ

布都斯魂大神ふつしみたまのおおかみ

 

私はお茶については詳しく知りたいなぁ…と知る機会を持つようにしていって…としていましたが、お花について調べても興味深い話題があるものですね。

本当かどうかはわかりません。でも、そんな風に考えて見てみる…というのも面白いなぁ…。

もともと、神仏にお供えするお花から発展したもの。それは普通に調べても出てくるお話。

ただ、この本には序章の前にこんなことが書いてあるのです。

仏教説話の中に、インドで山火事や嵐の後、僧侶がわずかに残った小枝を拾っては埋め、再生させたという言い伝えがある。ではなぜ、神仏の供花として始まったとされる「いけばな」が、自然にある草木を切るのだろうか。

そうだなぁ…なるほどね。確かに。草木を切ることも、なんでわざわざ立派な木を切るのだろう?は確かに…。

 

さて、この本に書いてあることが全てが正しいのか?それは知りません。だけど、面白いなぁ~を記録。

 

まず、石上神宮の「七支刀」のこと。

この方は、『道教と古代日本』という福永光司著の本に出会って、その中に、国宝「七支刀」の写真が載っていたそうです。そして、この著者はその写真を見て、「立花(たてはな)の原型ではないか」と直感したそうです。

「七支刀」の形と、いけばなの原型である「立花」の型が、どちらも七枝の型をしていて、判で押したように似ている。

と書いてありました。今の私ではこれは本当か?わかりません。ただ、このことで仮説を立てていらっしゃるのでした。

 

書くには時間かかりますね…。

いっぱい書いてあるけど、実に…本当かを確かめることができてません。

メモにはなるけど…。

 

もともと、お茶もお花も…男の人がやっていたんだよねぇ…。

いつから?それもイマイチ覚えていないけど、女の人がするようになった…。

表千家では、お茶を女性が行う…、老人のお手前を変えて女性手前を作ったと聞きましたね。

とりあえず、花嫁修業で御茶御花…という頭でいた?いる?男性女性。めでたいなぁ…と思っていたのでした。

だって、それって、そんな始まりを知らなくて言っている…ときは、何のために?なんて疑問を持たないでしょうね…。

私は、正直、なんで男性がしていたことを花嫁修業とか言ってるのだろう?と疑問でした。

 

ただ、御花についてはわかりません。床の間に花を活けるため?

きっとそのためかもねぇ…。

だけど、元を知ると、考えるのはなぜ女性にさせるか?というのと、なぜ男性ができないでいいようになったか?

 

正直、お茶の世界では男性も(お花の世界もですが)やっている人はいる。

特に、ホント…?ってビックリするのは、企業の上の方たちの名前も並んでいたりして、お茶しているんだ…と驚きます。失礼かもしれませんが、名誉職かもしれないけど支部長とかに名前が並んでいらっしゃいます。

私が知らないだけ…でしょうけどね。

 

昔の家来?ん…とにかく、お客を招く男性のお手伝いに女性が昔は入っていたのかなぁ…?

いなかっただろうけど、手伝う人を雇えなくなったら…妻に頼むしかないよね。

だったら…と想像するのでした。

 

よくは知らないけど、昔は…お茶をわかっていない男性は出世しなかった。

今は…?

何を知っていたら良いのかなぁ…?

 

日本人なのにねぇ…剣道柔道は学校で義務がかかっていて知っている…と、華道茶道は後は本人のたしなみ。

海外でもやっている人はいる…。

 

剣道も柔道も…でも、武道ばっか…。書道も義務かな?

 

まぁ…もてなしの心は、日本の教育が…家庭教育力が低下している…なんていわれていても、ちゃんと存続・継続している…から、企業の皆様は採用楽ですよね。

お茶はペットボトルの進化。お花はフラワーアレンジメント。

 

多分ね、御茶や御花の世界から遠のいて理解できない男性だけでないけど、女性も増えているから、お茶をたしなむ原点、お花をたしなむ原点知らないで否定。

 

大人が日本文化をどれだけ知っているか…?

実は子どもたちより問われているのは、大人でしょう…なんて思います。

 

 

 

 

投稿者:

nova

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