日経新聞2102年8月28日の経営書を読むという欄で『予想どおりに不合理』アリエリー著の本が紹介されていました。
ことわざ「百聞は一見に如かず」は「Seeing is believing」と訳されるけれど、「Believing is seeing」であることをアリエリーが証明?しているんだそうです。
人って、一度「こうだ!」と予測してしまうと、結果が客観的にはっきりしたものでない限り、自分の予測にあわせて結果を解釈し、納得する傾向があるんだそうです。
迷惑な話…とそんな風に接されて嫌な思いをしまくったりする側は思いますが、そうやっている人達はそれがバイアスであって偏見ということをちっとも自覚していません。
でも、この本面白そう…って思ったのは「酢を数滴たらしたビール」と「普通のビール」を双方試飲してもらうことをしてみたり、「コーヒーを飲む雰囲気が高級だとコーヒーの質も高級に感じる」などの話が出ているんだそうです。
問題解決には、まず仮説を立て、それを検証することにより真の結論を導き出す「仮説思考」が重要。しかし、さまざまな情報の中から「仮説」あるいは「予測」を正当化する情報だけを集めてきて、「やっぱり正しい」などと考えてしまうリスクも知っておくべきと書いてあります。
これは本当に意識しておかないといけないなぁ…って思わされました。
人間はもともと「不合理」なものという大前でいてどのように対処できるか?ということを指摘した本なんだそうです。
まぁ…記録までですね。