団扇 扇子

団扇は紀元前1000年ごろには中国で使われていたことがわかっているんだそうです。

 

それが、日本に伝わったのは奈良時代だそうで…。

 

それをヒントに、「折り畳める団扇」を考案した人が、平安時代にいらっしゃるとのこと。

なんと、扇子って日本の発明品なのですね。

それも、薄い檜の板を重ねた檜扇とよばれるものが元祖だとか。

 

正直、この檜扇とは違いますが、中国のお土産でいただいたりするので、すっかり中国のものかと思っていました。

いろいろ中国の文化が日本に入ってきて、定着していますから…。

 

だけど、団扇は中国から伝来。それをもとに日本で扇子ができたとは。

あまり気にしていない身近なもののルーツって本当に不思議です。

 

扇子は持ち運びができて、顔を隠す道具としても使えることから宮中で必需品となったんだそうです。

 

そして、そんな扇子が北宋の時代に中国へ輸出されて…世界中に広まったんだそうです。

16世紀にはヨーロッパにも広がったって、ビックリです。

 

実は、先日、「輝ける皇妃 エリザベート展」という展示を見た時に、へぇ~と感心したことに扇子の使い方がありました。

昔のヨーロッパでは、扇子の使い方一つで、意思を伝えていた…なんともそんな扇子の仰ぎ方などで…って平安時代の宮中みたい…って優雅というのか、「動」の世界ではなく「静」の世界を感じていたのでした。

そんな扇子。ヨーロッパのものって、羽がついていたりと日本のものより大判な感じがして、ルーツがどこかにあって広がっていて変化していく過程で違う感じになったんだねと思っていたら、日本から伝わっていったものとのこと。

面白いなぁ…と改めて思った次第です。

 

「扇」という漢字は、本来風に動く軽い扉のことを意味し、そこから転じてうちわのことをさしているのだそうです。

 

さらに歴史を見ていくと、扇子の誕生は、仰ぐことが第一目的だったのか?という疑問も。その誕生には、数枚の木簡(文書の記述・保存に用いた薄い木の板)を持ち歩くために片端を綴じて使用したのがその始まりと書いてあるサイトが結構あります。本当かはわかりませんが、確かに、紙にメモをするより、木にメモをする時代だっただろうって思います。

当時は主に男性が公の場で使っていたのだそうです。要するに、メモ紙を暑い…と仰ぐ道具にしていった?その場にあった何かで涼をとる努力と思えば、想像つくお話ですね。そして、メモ用紙を持ち歩く代わりだったと思えば、確かに携帯していそうな話。

もっとビックリはメモするためのものだから、字が書いてあるっていうこと。そんなメモ板だったはずの檜扇。絵が描かれるようになり、装飾品として女性が好んで使うようになっていくのだそうです。

扇子の歴史をいろいろと紹介されているサイト扇子の歴史│オリジナル扇子の解説がありました。

信長と扇子のこと

那須の与一のこと

なども、詳しく知っていくと面白いですね。

 


全く違うことですが、見つけてへぇ~

以前、家庭クラブの生徒の活動拠点に…と家庭クラブの活動の部屋ってつくったら、せっせと生徒が来ていて、何をしているのだ~?と思ったら、うちわづくりでした。本来の活動は~?と思うところもありましたが、それもちゃんとよくやってくれていたかな。彼女たちのお陰で、「カンジャニ」「あらし」「∞」なんか、知らない世界…って、デビューしたてか、まだしていないころの話。

これも日本文化…?

其の当時にキットなんてなかっただろうし…。でも、こんな感じに飾り立てるのは上手だったので、文化祭の展示も凝って作ってくれましたね。

ホント、すごいなぁ…と思っていたら、100円ショップでも売っている…とそれにも驚きました。ただ、キットなんだよね。

手作りでないといけないのかなぁ?なんて疑問を持ちました。

 

「座礼」の時にも、相手に礼を尽くすのに欠かせないアイテム。
座った時に、自分の膝の前に扇子を置き、改めて礼をします。
相手と一線を置き、自分をへりくだる意味で使用するって、一般的?

こんなことしているのはお茶をしている世界だけのことと思っていましたが、違うみたいですね。

マナーうんちく話293≪扇子のロマンと優雅なマナー≫

 

要を人差し指と薬指で挟み、軽く握り、
手首をやわらかく曲げ、
ゆらゆらとあおぐ。

中村福助さんがおしえていた?女形の扇子の仰ぎ方なのだそうです。

 

女性と男性で異なる扇子のあおぎ方を実演してくださった芝雀さんと、こちらも歌舞伎役者さん。

 

さて、昨年の新聞記事ですが、扇子の開き方と仰ぎ方。

まず「満つれば欠ける」という言葉のように、昔の日本では、全開させて使うということはされなかったのだそうです。

次に、仰ぎ方は扇子やうちわは静かに下の方で仰ぎ、仰いだ風が隣や向こうに届かないようにする。礼儀作法全集(昭和13年出版)にそのように書かれているんだそうです。

 

儀式用扇子

将棋指しならばプロ・アマ問わず使う扇子

 

さて、扇子のことを調べていて、すごい!写真入り!と読ませていただきました。

扇子と月謝

「扇は通常開く方が上座、かなめの方が下座」とわかっていても、口にしない先生のすごさを感じました。

美の壺 File78 和紙  http://www.nhk.or.jp/tsubo/archives.html

 

日本では茶道に限らず、芸事において礼儀として扇子を持つのです。

と、表千家茶道教授をされている方のブログから。

 

表千家です。茶扇子の大きさは6.5寸以外はダメなのでしょうか?

これは、本当に私も気になっていました。というのは、私に教えてくださったお茶の先生は長い扇子を使うように…と言われました。でも、母の道具でお茶を始めた私は、最初短い扇子しか持っていませんでした。そして、今、ん…学校には短い扇子しかないけど…。

どちらが本当なのか?というより、どうなっているのかなぁ~?って、素朴に疑問をYAHOOの質問サイトに出された方に感謝です。

茶扇子の大きさは 講習会で、講師の宗匠から正式には6.5寸であることを伝えられてからは自然と6.5寸になりました。

 

エリザベート展で展示されていた扇子の使い方でメッセージ…どこかほかで知る方法ないのかなぁ…

 

 

 

 

 

 

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「団扇 扇子」への3件のフィードバック

    1. It is a reading person to judge information. It is a reading person to criticize what you do not know.

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